新年度を迎え、まだまだ新型コロナウイルスに振り回されておりますが、地域の皆様方のご支援のおかげで令和1年12月に独立して4年目に入りました。職員一同感謝申し上げます。
新型コロナウイルスは、5月8日以降ようやくインフルエンザウイルスと同等の感染症法5類に引き下げられ、通常の生活が徐々に戻りつつあり、うれしい限りです。
とはいえ、新型コロナウイルスがなくなったわけではなく、今後も感染予防対策は重要です。一人一人が、アルコール消毒と三密を避けることを意識することが大事です。
3月13日以降、マスク着用は個人の判断にゆだねられました。私も一人で外に出るときはマスクを外しています。ただ、くしゃみや咳など飛沫が飛ぶ症状のある方は必ずマスクを着用してください。また、クリニック受診される方のほとんどは高齢者と基礎疾患を有する方なので、感染予防対策のためクリニック内では引き続きマスク着用をお願い申し上げます。
当院では、院内感染予防対策の徹底、一般患者様と感染症疑われる患者様の動線を区別して待合室、診察室も分けて、電話診療も取り入れ、患者様が安心して受診できるように職員一同一丸となって取り組んでまいりました。5月8日以降も院内感染予防対策を続けてまいりますが、厚生労働省は、7月31日をもって電話診療は終了すると発表しており、当院はオンライン診療は行っておりませんので、8月1日から電話診療はできなくなり、対面診療のみとなります。ご不便をおかけしますがご了承ください。
当院は、内科一般のほか呼吸器を専門としており、気管支喘息等感染症ではない咳の症状の患者様も多くおられます。コロナ禍で咳をすることで肩身の狭い思いをされておられると聞きます。当院では咳き込む方には他の方の目を気にしないでお待ちいただけるように配慮しております。
また、訪問診療も行っております。このコロナ禍において入院すると家族も面会謝絶となり、高齢者の方は不安感から認知症が進行し、一人寂しく病院で最期を迎えられる方もおられます。感染対策をしっかり行いながら、家族のそばで安心して最期まで過ごせるように診療させていただいております。
かかりつけ医として、地域の皆様が安心して生活できるように日々精進してまいりますので、どんな些細なことでも気楽にご相談下さい。
令和5年4月
上野寺内科・呼吸器内科クリニック
院長 高瀬 裕子
略歴
- 平成元年 福島県立医科大学卒業 同大学第二内科入局
- 平成11年10月 大原綜合病院 呼吸器内科
- 平成27年9月 上野寺内科クリニック院長就任
- 令和元年12月 上野寺内科・呼吸器内科クリニック院長就任
資格
- 医学博士
- 日本内科学会認定医
- 日本アレルギー学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医