<院長あいさつ>

先日の3月16日の地震は11年前の3.11を彷彿させるような大きな地震でした。幸い当院は大きな被害なく通常通り診療が行えました。このたびの地震により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

当院は令和1年12月1日に上野寺内科・呼吸器内科クリニックと改名し、法人から離れ個人診療所となりました。奇しくも同時に新型コロナウイルス感染症が世界に広まり、どうなる事かと思っておりましたが、早いもので2年以上が過ぎました。これもひとえに地域の皆様方のご支援の賜物と職員一同感謝申し上げます。

いまだに新型コロナウイルス感染症対策に振り回わされておりますが、徐々に重症化しない通常の風邪と同じようなウイルスに変化してきていると思います。ワクチン接種も進み、多くの高齢者は3月中に3回目接種が終わったと思いますが、期待するほどの感染者数の減少がまだ見られておりません。また新しい変異株が出てくるかもしれません。まだまだ感染予防対策は重要です。

当院では、院内感染予防対策の徹底、一般患者様と感染症疑われる患者様の動線を区別して待合室、診察室も分けて、電話診療も取り入れ、患者様が安心して受診できるように職員一同一丸となって取り組んでおります。

内科一般のほか呼吸器を専門としており、気管支喘息等感染症ではない咳の症状の患者様も多くおられます。コロナ禍で咳をすることで肩身の狭い思いをされておられ、受診拒否をされる医療機関もあると聞きます。当院では咳き込む方には他の方の目を気にしないでお待ちいただけるように配慮しております。

訪問診療も行っております。このコロナ禍において入院すると家族も面会謝絶となり、高齢者の方は不安感から認知症が進行し、一人寂しく病院で最期を迎えられる方もおられます。感染対策をしっかり行いながら、家族のそばで安心して最期まで過ごせるように診療させていただいております。

 日々不安に過ごされている方は多いと思います。かかりつけ医として、地域の皆様が安心して生活できるように日々精進してまいりますので、どんな些細なことでも気楽にご相談下さい。

新年度を迎え、早く通常の生活ができるようになることを切に願うばかりです。                      

  令和4年4月

                  上野寺内科・呼吸器内科クリニック

                       院長 高瀬 裕子

 

 

                        

 

 略歴

  • 平成元年    福島県立医科大学卒業 同大学第二内科入局
  • 平成11年10月 大原綜合病院 呼吸器内科
  • 平成27年9月  上野寺内科クリニック院長就任
  • 令和元年12月 上野寺内科・呼吸器内科クリニック院長就任

資格

  • 医学博士
  • 日本内科学会認定医
  • 日本アレルギー学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医