スギ花粉症の方は2月から対策始めましょう! ~花粉症になると新型コロナウイルスに感染しやすくなります~
🌲上野寺内科・呼吸器内科クリニックです!🌲
昨年はスギ花粉飛散量が少なく、新型コロナ感染対策でしっかりマスク装着されていたので、スギ花粉症の症状はとても軽かったと思います。
今年は例年の7割の飛散量との予想ですが、それでも昨年の飛散量の1.5倍に増えるそうです。2月に入って風が強い日があったので、関東からスギ花粉が飛んできたのかすでに目がかゆい、鼻が出るという患者さんが受診されています。
花粉症の方は症状がまだ出ていない今からしっかりコントロールすることをお勧めします。
なぜなら、花粉症になると新型コロナウイルスに感染しやすくなるからです。
目がかゆくなると、無意識に目をこすってしまいます。
手にウイルスが付着していたら目の粘膜から感染します。
鼻閉になると、口呼吸になり、喉が乾燥して上皮が壊れやすくなります。
細菌やウイルスが侵入しやすくなり、やはり新型コロナに感染しやすくなります。
さらに喉の上皮が壊れると刺激咳が出るようになります。
感染予防および咳をしないようにするためにもスギ花粉症対策をしっかり行いましょう。
花粉が飛散しても症状を軽く抑えられるように、例年症状が出始める時期の2週間前頃から抗アレルギー剤の内服を開始されることをお勧めします。