現在インフルエンザAを筆頭にいろいろな感染症が多発しています。

手洗い、喉のケア、人込みを避けるなどの感染予防対策を徹底して自己管理をしっかりしましょう。

ただ、発熱なく咳が持続している方も最近増えてきております。　

一つは、感染後咳嗽。インフルエンザ等感染症により喉を傷めると過敏性が誘発されしつこい咳だけが2週間から１か月持続します。喉は乾燥に弱いので、水分をこまめにとり、のど飴やガムなど喉を潤すようにしましょう。

もう一つはアレルギーが原因と思われるアトピー咳嗽。この時期の原因として布団に付着しているハウスダストやダニ、寒冷刺激、そろそろ飛散するスギ花粉などが考えられます。このような方は抗アレルギー剤の内服が必要です。

スギ花粉症のある方は、今年は例年より早く飛散し飛散量も多いと予報されておりますので、早めの抗アレルギー剤の内服をお勧めします。鼻閉になると口呼吸となり、喉の過敏性が増強してしつこい咳となります。

現在全国的に咳止めや去痰剤などの薬が調達困難となっており、治療に難渋しております。

感染予防および咳をしないようにするためにもスギ花粉症対策もしっかり行いましょう。